カイザーは良かったけど・・
『ゴルゴ13』target.03『傑作・アサルトライフル』視聴。
どうも「ゴルゴ13」のある朝は寝が浅い・・んだよな〜。
ついつい今日も早起きを・・ってレベルでもない気もするけど。
今回は何と言うか・・原作に似せた別の話の回・・でしたねえ。
実際、これを見る前に原作を読み直してから見たんだけど・・。
カイザー役の「家弓家正」さん、サビーヌ兄の「銀河万丈」さんとキャスティングは文句など、つけよう筈もないんですが・・
キャラ的にも、いい味を出してましたしね〜?
「家弓家正」さんとなると、渋い声の代名詞的な声優さんの一人ですね。
ちょっと思い出すだけでも・・
「サイボーグ危機一髪」「600万ドルの男」のオスカー・ゴールドマン局長役 (リチャード・アンダーソン吹き替え)や、
「未来少年コナン」のレプカ、
「風の谷のナウシカ」のクロトワ、
「ラーゼフォン」のバーベム卿、
「宝島」のリブシー先生、
「銀河英雄伝説」のジョアン・レベロ、
最近では「名探偵コナン」のFBIジェイムズ・ブラック、
「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」のシュレーダー博士等が印象的です。
元々「家弓家正」さんとなるとフランク・シナトラの吹き替えで有名な方です。
声のトーンの低さから吹き替えも声優での役も悪役が多い方ではありますが・・
マニアックネタでは「キャプテンウルトラ」の後期ナレーションしてたりします。
「銀河万丈」さんも渋い独特の声が印象的な方です。
以前は「田中崇」さんって名前でしたが、改名されましたからね。
「田中崇」さんのほうが本名だそうですが。どうみても「無敵鋼人ダイターン3」の「破嵐万丈」が元ネタですけどね。
「機動戦士ガンダム」のギレン・ザビ総帥、
「装甲騎兵ボトムズ」のナレーションとロッチナ、
「北斗の拳」の聖帝サウザー、
「銀河英雄伝説」のド・ヴィリエ、
「DRAGON QUEST ダイの大冒険」の獣王クロコダイン、
「戦闘メカザブングル」のティンプ・シャローン、
「円卓の騎士燃えろアーサー」のラヴィック王等が印象的です。
最近では「デルトラクエスト」の影の大王役だったかな?
他にも「開運!なんでも鑑定団」のナレーション等も、されていますね。
う〜ん・・何で、こんなにもすぐに頭に浮かんでくるんだろうなあ?
先週の「石塚運昇」さんといい、渋い男性声優さんって好きだからなあ。・・でも少しマニアックすぎたかな?話を戻して・・と。
ただ思うけど?・・なぜバレル職人がデイブなの??ビックリしました。
わざわざ呼び寄せたという点が悪いとは言わないけれど。何故ベリンガーじゃないの?
・・カスタムバレルもそうだけど・・バレルを変えるって事は、銃本体もカスタムでないと変だろ?とか突っ込み。
銃の事は解りませんが、機械は全体バランスが大切な筈なんですが・・
バレルの付け替えだけってのが、どうにも違和感がありました。
私は原作のベリンガーの・・
「名銃は数多い。だがM−16ほど戦場で使われ、各国でコピーが出るほど、大量生産された銃は、他はない。
しかし改良型のA2でさえ、彼は十年の歳月を経てやっと使う・・。
こんなプロに名指しで使われるなんて、正に職人冥利につきるというものだ。
いや、結局死を掛けた男の世界では、信頼感が全てなのかも・・・
ゴルゴ13に傑作突撃銃(アサルトライフル)アーマライトA2の誕生だ!」
このセリフが是非とも聞きたかったんだけどな〜。
何となく納得出来ないんだけど・・ベリンガーと助手の会話で・・
「650m先のコインを撃ち抜く精度が必要なのじゃ。」
「そ、そんな?人間技のレベルじゃない。そ、それに第一、突撃銃でそんな精度は不可能です!」
「ミクロン単位以下の勝負じゃ!」
「やっと・・やっと、わしの納得いく、スーパーバレルだ。」
「8年もかかって見つけたA2用のバレルを、一体誰が使うんですか?」
「M−16を・・世界一高性能に使いこなす男さ。」
「?」
「ふふふ・・アフリカで再会するのが楽しみじゃ。」
この会話を・・是非、見たかったなあ?
しかもカイザーの銃の事を、ゴルゴが何故知ってるか全く描写が無いし、カスタムバレルを作る依頼をデイブにするし・・4日で出来るし。
原作じゃA2使うのに10年だよ?10年。バレルに8年掛かってるし。
まあ、それ自体をストーリーと絡める事自体がムリだったとも思うけど。
説明もデイブが簡単にしてたけど、専門用語ばかりになるからかな?
ということは・・カスタム銃、特殊弾丸製作は全部デイブがするんだね。
キャラの固定化はアニメとかドラマには必須な要素だけど・・そういう意味では「ゴルゴ13」って独特の世界観があるんだね。
「銃の命中精度は、チェンバー(薬室部)内部の削り出しの精密性次第。
薬莢円、弾頭円、銃口円の中心線が完璧に重なり、さらに、バレルが直線でなければ弾丸は直進しない・・。
それが、このシンメタリング。これからのチェンバリングが勝負だ!
機械は通用しない。
長年の経験と技術、五感の全てを働かせ、人間の手でやらなければならない・・。
ふう・・とんでもないリクエストを、してくれたもんだ。」
まあゴルゴとサビーヌ兄弟の戦いは、まずまずかな。
話自体が悪いとは思わなかったし、意外に楽しめたけど・・原作からは少し乖離した感じなのは・・時代の差もあるんだろうなあ?
スコープの事もあるけど、サビーヌ兄弟の銃も変わってたね?
何か銃に見えなかったんだけど、あれって実在するのかな?
まあ、この話自体が92年4月だから、丸16年前・・か。
原作では、スーパーバレルの話と、カイザーの話は平行してるだけだし。
武器の事は全く知らない素人なんで、そちらはまあいいとしても・・。
「やっぱり何も出来ませんよ?」
「な、なんという恐ろしい男なんだ。
ヤツは今の動作で四つの情報を収集した。一つは敵の数!二つめは位置!三つめは銃弾の性能!」
「タ、弾の性能ですか?」
「到達時間だ!350mで0.4秒。即ち5.56mmの高速弾だと、ヤツは解った筈だ!」
「も、もうひとつは?」
「四つめは・・今の連射と狙撃から、二丁ともブルバップ。それもXM29と、F2000という事が解った筈だ・・」
「まさか・・」
「サビーヌ兄弟の戦闘能力に頼るしかない・・」
カイザーのこのセリフがなあ?
原作だと
「敵に先手を打たれた中で、こんな手段を使うとは・・やはり狙撃を知り尽くした男だな?ゴルゴ13という男は。」
う〜ん・・ヤッパリ、こっちがいい。手の内を見せてないとかカイザーが余裕を、まだ見せてましたしね?
サビーヌ弟を倒すのを原作と違い、あんな遣り方するとは?
兄は、ほぼ同じでしたが、ゴルゴは原作と違い無傷だし・・
原作は少し追い詰められた感もあったけど・・カイザーの最後の場面は、あれでも良かったんだけどなあ。
ゴルゴのカスタムバレル云々のセリフが、ゴルゴらしくないというか。
そういえば原作はカイザーの特殊車両ってタイヤも防弾なんだけど。
アニメ版ラストのカイザーとゴルゴの会話で・・
「一つ教えてくれ・・どうして、あの距離からサビーヌ兄を倒せたんだ?M−16・A2では、届いても外れる距離だ?」
「カスタムしたんだ・・スーパーバレルにな?」
「そんなバレルを作れる者がいたとは・・。M16・A2カスタム。
それが傑作アサルトライフルかあ?フフフハハハ・・・フハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・アハハハハハハ・・」
ズキュ〜ン!
原作よりはカイザーの最後は、この方が良かった気がするけど・・ね。
「マフィアのボス、マティを狙撃したゴルゴ。
マティの愛人リンダは、自由を勝ち取った。 叶えられた願いと夢。
だが次の瞬間、彼女の銃口はゴルゴに向けられる。
次回ゴルゴ13『プリティウーマン』 ヤツの後ろに立つな!命が惜しければ!」
次回は・・ああ?はいはい。こんな話、確かにありましたね。
これは原作を、私は持ってないなあ・・どんな話になるんだろ?
見てて思うけど、原作のエピソードは改変されると思って見てた方がやっぱり間違いなさそうですね。
原作を知らない方が見やすいかもしれないなあ。
下手に原作のエピソードが好きで、その話を持ってると、どうしても・・。
まあOP・EDの歌詞は、相変わらず絵と、まるで合わないけど。
歌自体は実にいい歌なのになあ?実際、毎日聞いてるしね。
「naifu」の「Take The Wave」。いい歌なんだけどなあ・・もったいない。
しかしアニメで見るとゴルゴが銃弾を避けるシーンってマトリックス?
こっちのほうが古いから、これ使ったんだろか?などと一瞬、思ってしまった。まあ似て非なるものではありますが・・。