ゴルゴ VS AX−3! 『 ゴルゴ13 』 target.14 『 落日の死影 』 を視聴。

 

いや〜?プロフェッショナル同士の対決って手に汗を握りますね。

そういえば、こんな話だったな〜と思い出しながら見てました。プロの悲しき宿命って言うんでしょうかね。

 

今回のゲスト、スナイパーAX−3役を演じてたのが「大塚芳忠」さん。

本名は「よしただ」さんで、芸名は「ほうちゅう」。

何でも「ほうちゅう」としか読んでくれなかったらしく、それで芸名にしたとか聞いた事がありますね。漢字は同じですけど。

この方だと一番インパクトがあった役といえば・・「機動戦士Zガンダム、ガンダムZZ」のヤザン・ゲーブルでしょうね〜。

あのブッ飛んだ性格は、大塚さんの怪演あってことと思います。

元々はアニメですとコミカルな役か小悪党もどきの役柄が多いんですが・・。

 

「機甲戦記ドラグナー」のタップとか。

「銀河英雄伝説」のカーレ・ウイロックとか。

「名探偵コナン世紀末の魔術師」の寒川とか。

「BLOOD+」の宮城ジョージ(音無小夜の父親役)・・これは壮絶な死に様でしたね。

マニアックどころでは「新世紀エヴァンゲリオン」の時田シロウ博士とか〜。

「パスワードはキボウ」有名なセリフですね〜。

リツコさんとの論争も懐かしいですが・・JAはガラクタロボットだったっけな。

原子炉内臓のって・・メチャクチャ怖いんですが・・よく考えれば・・

「SEED」のフリーダムなんか、そのまんまか・・ああ怖^^;

あと「天空の城ラピュタ」でムスカの部下(名前が判らん^^;)とか。

結構、色んな脇役を演じてらっしゃいますね。主役のイメージは無いですが。

 

最近だと「仮面ライダー電王」のデネブの声もされてましたね〜。あれもなかなか人情味があって、いい役柄でした。

この方も芸幅が広いな〜って思わせる方ですね。

 

洋画だとジェフ・ゴールドプラムかな〜?

「インディペンデンスデイ」のデイビッド役です・・じゃ解りにくいかな。

TV局でパソコンいじってて、大統領にカウントダウンを教え、敵の母艦を破壊しに行った人です。

別れた奥さんが大統領の秘書官だったっけ。

洋画の吹き替えも、かなり多い方で、流石に把握しきれるような数じゃないなあ。

 

他のザコキャラは・・解らん声優さんばかりになったなあ?ゴルゴって役者さんの吹き替えも多いから・・。

 

で、今回の話ですが・・

 

パラオ諸島のある場所で禁止とされている致死性毒物が製造されていた。

それを取り仕切る裏組織は、この事実が公になるのを防ぐ為に、毒物工場関係者の抹殺と製造工場の破壊をゴルゴに依頼する。

全てが極秘となっている工場の場所を突き止める為、ゴルゴは島に入り毒物製造のエージェントに接触する。

そこには、同じターゲットを狙うプロスナイパー・AXー3がいた。

任務を終えた一流狙撃者二人を、プロの宿命が待ち構える!

 

って話なんですが・・今回、ゴルゴのセリフが案外多い〜。

 

アメリカ銃員情報活動委員会のCIAへの告発から物語は始まる。

 

「我々、上院情報活動特別委員会の調査によって、数千人を殺傷出来る量の致死性毒物を、

 事もあろうにCIAが密かに貯蔵している事が判明しました。

 この毒物は、特定の貝に生ずる毒素と、コブラの毒液を主たる原料として作られたもので、

 極少量で人間を死に至らしめる事が出来るのです。

 しかも!今のところ解毒する方法が、全く見つかっていません!

 これは特定の毒物兵器、化学兵器の開発、生産貯蔵の禁止と廃棄を決定した

 化学兵器禁止条約を無視した暴挙であり、完全なる条約違反です。

 我々は徹底的に、この問題を追及していくつもりです。」

 

この毒物兵器を製造させた謎の黒幕は、全てを始末する事にした。

エージェントのみならず、秘密毒物工場と科学者迄全ての証拠の抹殺を。

そして送られた最高のプロフェッショナル・・それはゴルゴ。

ゴルゴは、まずマヌと言う男を追って、その女と情事を交わす。

 

「マヌという男を・・知っているな?」

「え?お客さん、夕べのお客さんとお友達?彼もマヌの事を聞いたわよ?

 マヌなら最近、金周りが良くて、この裏通りのバーで女漁りしてるらしいけど。

 私、アイツとはとっくに切れてるの。最低の男。お客さんも、あんまり関らない方がいいわよ?」

 

マヌが居るというバーに向ったゴルゴは、薬学者を装いバーテンと話し出す。

そして、同じ手段で潜入をしようとしている男があった。

 

「お客さん、お一人で?」

「・・ああ。職探しだ。」

「は?職探し?ははは・・お客さんも変な人だね?ここじゃ、みんな職を求めて島から出て行くんですよ?」

「薬学者だけは・・別だ・・と聞いたもんでね?」

「ああ・・それなら話は別だ。

 この島じゃ大分、前からパパイヤを原料としたパパインとかいう・・何て言ったかな?蛋白質何とか・・。」

「蛋白質・・分解酵素。」

「そう、それ。そいつを作る工場が出来ましてね?ビールの味を良くするんですってね?

 その上、美容にも効果があるって話で、その工場で、薬の学者を大勢雇い入れているのは事実ですよ?

 でも、この工場の経営者ってのが、また変わり者でね?

 人前に姿を見せた事が無いんですよ。だから顔も解らなきゃ国籍も解らない」

「それじゃ、紹介状無しの就職は・・ムリそうだな。」

「そうですね・・どんなもんでしょうかね?」

 

バーテンと話すゴルゴをじっと見つめる男・・マヌであった。バーを出たゴルゴに話しかけるマヌは?

 

「ちょっと待ちな?あんた・・ホントに薬学者か?」

「それが君と、どういう関係があるんだ?」

「職を探してるんだろ?世話してやっても・・いいんだぜ?パパイン工場の経営者は、確かに変わり者だが・・

 ある人物の紹介なら必ず逢うんだ。その人物ってのは、俺は良く知ってるんだ。」

「それは有難い。是非、お願いしたいな?」

「しかし今日って日は、薬学者の当り日か? さっきも一人、紹介してやったんだぜ?へっへへへ・・ムルザングって人だ。

 家は、ここを真っ直ぐ行った街の外れ・・っと、俺は忙しいから一人で行って来い。いいか?マヌの紹介だって言うんだぜ?」

 

ムルザングの家に向ったゴルゴは異変に気付く。番犬が射殺されていたのだ。

家の中で、ムルザングは縛られていた。部屋に入ったゴルゴはムルザングの縄を解く。

ムルザングは電話のプッシュボタンを押し、連絡しようとするが、その後頭部に銃を突きつけるゴルゴ。

 

「パパイン工場の経営者に、俺が今から言う事だけ伝えろ。」

「お、お前達は・・」

「また一人、薬学者がやって来た。名前はデューク東郷。ハワイの日系人。」

「・・もしもし?ムルザングです。実は・・。」

 

ここで場面が工場に変わるので、多分・・ムルザングは始末されたでしょうね。連絡されると厄介だし。

 

「私が、ここの経営者、アントン・ルーバスだ。」

「デューク東郷です。」

「今夜は君で二人目だ。立て続けに薬学者が尋ねてくるなんて驚いたよ。ここで作られるパパインは、上質のものだ。

 お陰で経営は順調。こちらとしても、薬学者の手は、まだまだ欲しいんだ。

 明日の朝、軽いテストを受けてもらう。今夜は、ここに泊まってくれたまえ。後で宿舎に案内させよう。」

 

アメリカが騒がしくなってるせいもあり、監視を強めるルーバス。

その監視の目を掻い潜り、ゴルゴはルーバスに迫るが、既に先客が居た。

サイレンサー付きの拳銃でルーバスを脅し、尋問していたのだ。

 

「し、知らん。秘密工場なんて俺には何の事だか?・・(プシュ)ぐおお?」

「もう一度だけ聞く。工場は何処にある?」

「(プシュ)ぐわああ・・」(右足、左足と撃ち抜かれてゆくルーバス)

「次は右腕・・そして左腕だ。」

「わ・・解った!工場はラパロ島の・・洞窟の・・中だああ!」

 

それをベランダで聞いていたゴルゴが巡回の警備員に発見されてしまう。

ベランダより飛び降り、撃ち殺すゴルゴ。次々と片付けて行く。

その騒ぎを聞いて、ベランダへ出て来た謎の男は手榴弾をルーバスの部屋に放り込み、爆発させる。

そしてベランダから飛び降りた。対峙するゴルゴと謎の男・・AX−3。プロとプロの出会いであった。

 

サイレンが鳴り響く工場。時計を見て時間を確認するゴルゴ・・

刹那?爆発が発生!AX−3は驚き、後ろを振り向く。

次々と発生する爆発。逃げ惑う警備員が次々と倒れて行く。ふと前を見るとゴルゴが消えていた。AX−3は、その場を後にした。

爆発炎上する工場。 カヌーを買ったAX−3はラパロ島へ。既にゴルゴが島に向った事を知って・・

 

前半終了。

 

ラパロ島に着いたAX−3は、ゴルゴのカヌーを発見。その先に階段と洞窟があるのに気付き、中へと入って行く。

白骨ばかりある不気味な洞窟を進むと、二人の見張りの死体を発見。

死体は喉を撃ち抜かれていた。その先には・・実験施設があった。

 

「見張りか・・これでは声を出す暇も無かったろう・・。ヤツは?」

 

その時、警備の人間が二人上がってきた。

始末するが、下に今一人?慌てて非常ベルを鳴らそうとするが、何処かからの銃撃に倒れる。

AX−3が横を見るとライフルを構えたゴルゴの姿があった。

 

「危うく非常ベルを押されるところだった。礼を言うべきだろうな?」

「騒がれては困る・・それは俺も同じだ。」

「同じターゲットを狙うプロとしては・・か。依頼主は違っても、狙いは同じ。しかも、ターゲットは特定の人物じゃない。

 この施設、関係者全ての証拠を消し去る事。つまり、別に我々が敵対関係になる必要もない・・ということだな?

 お互い邪魔をしないで勝手にビジネスに入るとしよう。」

 

銃を仕舞うゴルゴとAX−3。

 

「さて・・まずは、下の死体を片付けておくか。」

 

翌朝・・学者達が施設に入ってくる。銃を構える二人。

同時に撃つ!同じターゲットが吹き飛ぶ。驚愕し、双方が相手を見つめる。

逃げ出す残りの学者を射殺する二人。慌てて出て来る警備員達。

二人は同時に手榴弾を投げ、施設を破壊してゆく。からくも息のある警備員の止めを差したAX−3は・・

 

「・・終わったな。皮肉にも、いがみ合う国同士が力を合わせたって事になったが・・さあ引き上げるとしよう。

 今の爆発でケースから・・得体の知れない毒蛇や毒蜘蛛が何千何万と逃げ出している。・・そのお相手はゴメンだぜ。」

 

洞窟を出るAX−3と後ろから出たゴルゴ。そこには喉をナイフで突き、自殺した将校の白骨死体があった。

 

「見ろよ?・・将校だったんだろうな?立派な死に様だぜ。どうせ俺達のビジネスは、ロクな死に方をしないだろうが・・

 願わくば、こうして誇り高く死にたいものだ。へっ?・・下らない感傷ってヤツかな?」

「・・だろうな。」

「え?」

「蛇の死体も、犬の死体も、人間の死体も・・皆、同じ筈だ。」

「それは違うぜ?俺達のビジネスじゃ人間の死体以外じゃ金にならない。」

「女の髪のピンを吹っ飛ばすだけで、金になるという事もある・・スナイパーならな・・。」

 

そのゴルゴの言葉に考え込むAX−3。ゴルゴはカヌーの準備を進めていた。AX−3は懐から携帯電話を取り出すと?

 

「契約義務遂行の報告だ。これも契約に入ってるんでね。・・AX−3だ。契約義務を完遂した。」

『了解。よくやってくれた。ただし、また新しい情報が入った。アメリカの機関が君同様のプロを、そちらに送った模様。

 発見次第、始末してほしい。報酬は今回の倍額出そう。成功を祈る・・AX−3。(プツッ)』

 

「いやな事に・・新しいビジネスが入ってしまった・・プロの悲しい習性だ。

 お前さんも、俺も・・ライフルに弾を一発づつ残しているな?

 どうやら・・その一発で決着をつけなきゃ成らない事になったぜ。

 俺を外に立てて、有利になったつもりだろうが・・そいつは甘かったな?射撃の腕は五分と五分。

 先に銃を動かした方が不利になるのはスナイパーの鉄則。

 我慢比べだが・・奥から何時、毒蛇や毒蜘蛛がゾロゾロ這い出して来るか?お前さんは、前と後ろに敵を作ったな?」

 

対峙したまま、双方共にライフルの銃口を上に向けて見つめる。

日が高く上り、段々と潮位があがってくる。下のAX−3の足元に波が。

 

「なるほど?・・満潮か。これでは虫ケラ共は出て来れないな。後ろの敵への防備は計算づくか。」

 

二人の足に波が押し寄せ、洞窟の階段にも波が満ちて行く。だが、微動だにしない二人。

陽が落ち始め、水平線上に太陽が掛かる。そして徐々に波が引き始める。

 

「引き潮だ。いよいよ待ったなしになってきたな・・。」

 

洞窟の奥から不気味な音が聞こえ始める。毒蛇、毒蜘蛛の群れが次々と出口を目指していた。

洞窟の天井に張り付いていたコウモリ達が外へ飛び出してくる。

それが合図かのように・・時間が止まったかの如く・・二人が弾けた。

ゴルゴは自分の左へ飛ぶ!AX−3も自分の右へ!同時に撃ち合う二人!ズキュ〜ン!

AX−3の弾はゴルゴの右腕を掠る。ゴルゴの弾はAX−3の左腕を掠った。

双方共にライフルに弾は、もう無い。だが、AX−3は懐に拳銃を残していた。絶対絶命のゴルゴ!

左に飛んだゴルゴの先に、白骨死体の将校が?ゴルゴが将校の首からナイフを抜き取り、AX−3へ投げる!

倒れこみながら拳銃を懐から抜き、立ち上がって構えるAX−3。

だが・・撃つ前に、ナイフがAX−3の喉を捉えていたのだった。

 

「・・さ、流石・・だぜ・・それが狙いだったとは?・・だが・・銃では・・互角だった・・銃では・・。」

 

AX−3は死んだ。倒れた彼を、波が覆う。それを見下ろすゴルゴ・・ゆっくりと去って行く。

コウモリが哀しげに泣いていた・・夕陽が照り付ける中で・・END。

 

という今回の話でした。

これって原作だとアメリカとソ連じゃなかったっけかなあ?

まあ時代背景ってのもあるんでしょうが・・中東の某国ってどっこかな〜?

コードネームだけのAX−3でしたが、また今回も渋かったですね〜。此処の処、毎回渋く来てるので私的には満足です。

大塚さんが、また渋く演じてますしね〜。絵的にも対決シーンは、なかなかスリリングでしたし。

プロのスナイパー同士の死闘というのは緊迫感があって良いですね。

ゴルゴが無口な分、相手が説明がてら解説してくれるのが私的にGood Job!

まあゴルゴが一枚上だったって事なんですけれど。

何人かゴルゴに匹敵するスナイパーは登場しますが、好きなキャラの一人。

なのに・・何故か内容をかなり忘れてるのが・・原作を紛失したせいだろうか?

記憶力が、どんどん悪くなってるのを実感したりしていますね・・^^;

 

さて次回ですが・・今度は、趣が少し変わりますね。ゴルゴに恋する女性殺し屋エバ・・私エヴァだと思ってた・・あはは^^;

 

 

「女殺し屋エバは3年半前、ゴルゴと情事を交わしていた。

 今もなお、ゴルゴを想い続けるエバの宿命の再会は?そこには哀しい結末が用意されていた。 

 次回ゴルゴ13『海へ向かうエバ』 ヤツの後ろに立つな!命が惜しければ!」

 

ゴルゴって意外にモテますしね。TV初めてのって事になりますが、果たして?ではまた^^

 

 

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