罪深き女と死神の邂逅 『 ゴルゴ13 』 Target.28 『 白夜は愛のうめき 』を視聴。

 

今回のは初期の頃のエピソードですね。何というか・・ゴルゴとイメージが少し合わないなあ。

初期のゴルゴって、今とちょっと違いますしね。ゴルゴの驚く顔って、今だとかなり違和感がありますし。

 

セシリア役を演じているのが「久川綾」さん。

私的には「ラーゼフォン」の紫東遙が印象的かなあ。

あと「魔法少女リリカルなのは」シリーズのリンディ・ハラオウンとか、

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のレオナ姫とか、

「名探偵コナン天国へのカウントダウン」の沢口ちなみとか、

「ゼーガペイン」のアーク・アヴニールとか。

アークは可哀想なキャラだったなあ・・セシリアにオメージが被る処もあるかな。

 

「ロザリオとバンパイア」の籠女李々子先生なんか色っぽい系もこなしてるし、

若い女性から母親役まで幅広い芸幅な声優さんのイメージがありますね。

この人の声って綺麗だしなあ・・ちょっと高めな声の方ですが。

 

今回、他は別に良いなあ・・

 

 

さて、今回のあらすじですが・・

 

ある雨の降る夜の事だった。ゴルゴはホテルのバーで、夫殺しから傷の癒えないセシリアと出会った。

次の日、偶然にも二人はノルウェー行きの同じ航空機に乗り合わせる。

不運にも、航空機はハプニングにより胴体着陸を試みることに。

危機的状況の中、ゴルゴに強く魅かれていくセシリアはゴルゴに身をゆだねる。

航空機は見事に胴体着陸に成功し、その夜・・体を重ね合わせる二人。

明朝、セシリアは一人ホテルを出たゴルゴの後を追う。そこでセシリアが見たものとは・・・。

 

 

本編

 

ある雨の夜・・一人の女性が、街を彷徨う様に歩いていた。彼女の名はセシリア。

それと同じ頃、ゴルゴはバーで酒を飲んでいた。

そのゴルゴに擦り寄る女性。だが・・ゴルゴは、寡黙に酒を飲むだけであった。

 

 

OPENING

 

 

そのバーに偶然、訪れたセシリア。ジンフィスを注文し、彼女が座った席の横にゴルゴが。

 

「もう良い・・」

「何の真似なの?」

「良いから、もう行ってくれ。」

 

金を差し出し、女に立ち去るように促すゴルゴ。女は怒って、その場を立ち去って行く。

それを横目で見ているセシリア。

そこへ頼んだジンフィズが・・透明なグラスを見ながらフラッシュバックするイメージ。

 

「お前ひとりが女だと思っているのか?お前ひとりが・・」

 

彼女が思い出したのは、夫の浮気の場面だった。

罵声をセシリアに投げかける夫。あざ笑う浮気相手の女。

夫は遺産目的の結婚だったのだ。

そのイメージに愕然とし、その場に倒れるセシリア。

バーテンダーが慌てて駆け寄るも、大丈夫と謝罪する。

 

翌朝、ホテルをチェックアウトするセシリア。外は相変わらずの雨模様。

タクシーを待っていたが、組合のストライキで車の手配が付かず、セシリアはホテルの車で、別の宿泊客と一緒に空港に行く事になった。

その車に乗ろうとしたセシリアは、中の男が昨日のバーの男と気付く。男はゴルゴだった。

 

雨の中、運転手と他愛無い会話をしていたセシリアだが、いきなり車を止めてくれるように頼んだ。

雨の中を歩いて空港に行きたいと。セシリアは、雨の中を一人で歩きたい気分だったのだ。

そして一人セシリアは雨に濡れながら空港へと歩いていた。

 

彼女が思い出したのは、誤って夫を突き飛ばした際に殺した場面だった。

夫を押して誤って倒した際、後頭部を強打して殺してしまったのだ。

そして事故とはいえ、半年の懲役、執行猶予一年の判決を受けていた。

傷心の彼女は、故郷に帰ろうとしていた・・。

 

 

前半終了

 

 

セシリアは故郷ノルウェー行きの旅客機に乗ると自分の座席を探す。

すると偶然ゴルゴの姿を見つけたセシリアは、その隣に座ってしまう。

 

「・・先程は・・」

「・・いや。」

 

雨の中、離陸した旅客機は一路ノルウェーへ。

その旅客機は着陸の際にトラブルが発生していた。

車輪が油圧関係のトラブルで出なくなったのだ。空港上空を旋回続ける旅客機。

客の一人が異常を指摘して、パニックになる機内。

機体を揺らすも車輪は出ず、遂に機長は胴体着陸を決意する。

 

「まるで・・まるで他人事のようなお顔ですのね。自分の乗ってる飛行機が事故かもしれないのに。」

「・・俺も今、君の事をそう思っていたところだ。」

「・・私は、生きようが死のうが、どうでも良いんです。」

「それは・・嘘だな。」

「え?」

「本当に、そう思っているのなら震えたりなどしない。」

「あ・・」

 

ゴルゴの指摘に自分の右手を見るセシリア・・手はブルブルと震えていた。

左手で右手を押さえ、ゴルゴを横目で見つめるセシリア。

 

「死んで、この世から別れ・・安らぎを得たり、これは楽しい事があるなら生きていたいと思う心の裏返しだ。

 別に無感覚になっている訳じゃない。」

 

ゴルゴの指摘に驚愕して見つめるセシリア。

その時、機長から胴体着陸のアナウンスが。だが泰然としているゴルゴ。

滑走路には消化剤の散布が進み、旅客機は着陸態勢に入った。

揺れる旅客機。悲鳴の飛び交う機内。セシリアは、怯えながら心の中で叫んだ。

 

 生きたい。

 

滑走路に胴体着陸した衝撃で揺れる機内。

思わずゴルゴに抱きつくセシリア。何も言わずにセシリアを見つめるゴルゴ。

そして・・旅客機は胴体着陸に成功した。歓喜に沸く機内。

ゴルゴはセシリアを抱きしめ、彼女の涙を拭うとキスをする。

 

そして・・二人は、ホテルで一時の情事に溺れた。

ゴルゴは、その後・・何も言わずに去ろうとする。

 

「お別れなの・・?」

 

だが・・ゴルゴは、無言で去って行った。

 

そして・・その少し後の事・・ゴルゴはある古城で、湖を走るモーターボートに乗るターゲットを捉えた。

ボートを降り、馬に乗ろうとするターゲット。狙いを定め、引き金を引く・・ズキュ〜ン。

一発の銃声が湖に轟き、ターゲットは倒れる。

薬莢を拾い現場を去ろうとするゴルゴの前に人の気配が。

銃を構えるゴルゴ・・その前に現れたのは・・セシリアだった。

彼女はゴルゴの後を追って来たのだ。驚きを隠せないゴルゴ。

 

「ごめんなさい・・付いて来てしまったの・・でも、もう良いの。」

 

全てを察し、目を閉じるセシリア。そして・・また銃声が轟く。ズキュ〜ン・・。

口から血を流し倒れるセシリア。だが・・セシリアの顔に恐怖は無かった。

その彼女の傍に転がる薬莢。ゴルゴは、ただ黙って薬莢を拾うと、その場を去って行った・・。

湖に・・登りゆく太陽の光が、燦燦と照りつけて・・・・END。

 

 

ENDING

 

 

いや・・何とも淡々とした話でしたね。胴体着陸の場面でも余り緊迫感を感じなかったしなあ。

それ以上に、ゴルゴの態度に違和感がバリバリと。

何?あのキスシーン。ゴルゴだからなあ・・はあ?みたいな感じかな。

セシリアみたいな弱いタイプの女性ってゴルゴには珍しい気もしますね。

何かなあ・・セシリアみたいな女性ってタイプなんですが・・あは^^;

 

ラストのゴルゴが驚く表情も、何とも言えず違和感でしたし。

昔ってゴルゴのキャラが少し違いますから仕方がないのでしょうけど。

関係ないですけど、キャビンアテンダントの女性が美人でしたな^^

ちょっと苦笑したのが、冒頭でのゴルゴに袖にされる女性ですね。

「そんな女じゃない」云々言いながら、きっちりと差し出されたお金は持って行きましたからね・・

ゴルゴに出る女の人って逞しい方が多いです。

 

では次回ですが・・

 

「セミドキュメンタリーの映画に、ゴルゴがキャスティングされた。

 狙撃の一部始終をフィルムに収めようと、ディレクターはゴルゴを罠に嵌める。

 主演女優を巻き込んだ惨劇が、クランクインする。

 次回ゴルゴ13『 配役 <キャスティング> 』 ヤツの後ろに立つな!命が惜しければ!」

 

あれ?・・こんなのあったっけ?思い出せない・・。

しかし・・映画?ゴルゴを?どんな裏があって出演OKしたんでしょうね?どんなエピソードだろ?

・・まあ次回の楽しみって事で。ではまた^^

 

 

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